こんにちは!まりりんです。
読者様は2014年に映画が公開されて大ヒットした、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』をご存知ですか?
あのトム・クルーズが主演をつとめたハリウッドのSF映画です。
「当時、劇場で観たよ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は日本の小説が原作なんですよ。
日本の小説がハリウッド映画としてヒットするなんてすごいですよね!
原作と映画の違いはあるのかな?
この記事では、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の登場人物や映画と原作の違いをご説明していきます。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の予告編はこちらですよ!
あわせてご覧くださいね。
目次
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とはどんな作品?
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、日本の作家 桜坂洋のライトノベルが原作です。
舞台は近未来の地球。
「ギタイ」と呼ばれるエイリアンが地球を侵略しようと攻めてくるところから物語が始まります。
ギタイ制圧のために多くの兵士が戦いに駆り出される中、主人公・ケイジも戦いの最前線へ行くこととなります。
兵士として新人であるケイジが戦地で戦闘と死をループさせながら、「最強の兵士」として成長していくSFアクション作品です。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は原作(小説)のほか、映画や漫画もあります。
これからそれぞれの作品の特徴について解説していきますね。
原作(小説)
作者は桜坂洋、原作小説は2004年に集英社から出版されました。
主人公は初年兵のキリヤ・ケイジです。
原作がおすすめなのはこのような方です!
- ライトノベルが好き
- キャラが際立っている作品が好き
- 映画を観たことがある
ライトノベルは挿絵が多く入っていて、漫画のような雰囲気があります。
さらっと読むことができるので、読書が苦手な方でもすらすらと読むことができますよ。
原作は「メガネでみつあみの技術者」や「食堂で働く美人栄養士」など、キャラクターにアニメ的要素があるのも特徴です。
ただ単純に戦闘シーンだけを楽しむ作品でないところが良いですね。
「死」によってループするという設定は、ゲームのリセットボタンを押す感覚から発想を得たそうですよ!
漫画
漫画は、原作の小説を『デスノート』『ヒカルの碁』などで知られる漫画家・小畑健が漫画化しました。
全2巻なのであっという間に読むことができますね。
小畑さんの美しい絵柄で描かれる大迫力の戦闘シーンは見物ですよ!
原作に忠実なので、「映画より原作の方が好き!」という方には漫画版をおすすめします。
映画
2014年に公開されたSFアクション映画です。
主演はトム・クルーズ、監督はダグ・ライマン。
主人公と共闘する伝説の女兵士 リタ・ヴラタスキは『プラダを着た悪魔』で大ブレイクをしたエミリー・ブラントが演じます。
銃弾飛び交う戦闘シーンは大迫力で目が離せません!
映画がおすすめなのはこのような方です。
- 大迫力の戦闘シーンが観たい
- ストーリーを思いっきり楽しみたい
- ハッピーエンドな物語が好き
映画は原作をベースに、トム・クルーズとダグ・ライマンによって独自の演出が肉付けされています。
戦闘用スーツの試作はトム・クルーズも参加したそうですよ!
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の主要キャラ2人をご紹介
これまでは、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の原作、漫画、映画についてご紹介しました。
これからは、映画に焦点を当てて詳しく見ていきましょう。
まずは、登場人物のご紹介です。
物語の主人公であるウィリアム・ケイジとリタ・ヴラタスキについて解説します。
ウィリアム・ケイジ
主人公のウィリアム・ケイジは、名優トム・クルーズが演じています。
階級は少佐、米軍のメディア担当の広報官です。
「戦場で怪我をするのが嫌」という理由で広報官になりました。
そのため、実戦の経験はありません。
しかし、ギタイの侵略が進んだことにより、ケイジも「兵士」として戦地へ赴くよう上官から命令を受けます。
最初は戦地に行くのが嫌で抵抗をしていたケイジですが、無理やり戦いの前線に放り込まれてしまいます。
弱腰で全くヒーローらしくないケイジが、戦いと死のループを繰り返すうちにどんどん強くなっていく姿はとてもカッコイイですよ。
こちらのインタビュー動画でトム・クルーズが映画の魅力を語ってくれています。
リタ・ヴラタスキ
ヒロインであるリタ・ヴラタスキはエミリー・ブラントが演じています。
リタは軍の兵士で、階級は軍曹です。
1人で何百体ものギタイを倒したことから「ヴェルダンの女神」と呼ばれています。
自身もループを経験していたという過去を持つリタは、ケイジと共にギタイ制圧のために戦います。
私のおすすめシーンは、リタが射撃場の真ん中で1人で黙々と腕立て伏せをしているシーンです。
鍛え抜かれた肉体がとても美しいので、ぜひ注目してくださいね!
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の原作と映画の違いとは?
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は原作と映画で内容が全く違います!
映画は原作の「ループをする」という設定を残しつつ、ハリウッドのエッセンスを盛り込んだ作品となっていますよ。
これから原作と映画の違いを3つご紹介します。
- 主人公を取り巻く環境
- ループへの考え方
- ラストシーン
さあ、詳しく見ていきましょう!
主人公を取り巻く環境
まず1つ目のポイントは、主人公を取り巻く環境の違いです。
原作では、主人公の設定はおおまかに以下の通りです。
- 名前:キリヤ・ケイジ(キリヤが苗字)
- 初年兵(=若い)
- 近接武器を使用している
- 軍に志願した理由は、根性のない自分を変えて周囲を見返したいと思ったから
しかし、映画では以下のように変更されています。
- 名前:ウィリアム・ケイジ(ケイジが苗字)
- 広報官かつ少佐
- 武器は弾数制限のある銃を使用している
- 軍に志願した理由は、戦争によって広告会社への就職を失ったから
主人公の設定が全く違いますよね!
他にも、物語の舞台や登場人物の性別など原作との違いはたくさんありますよ。
映画を観ながら探してみてくださいね。
ループへの考え方
原作はループ=ゲームのリセットボタンを押す感覚としています。
そのため、ループすることに絶望を重ねたケイジは、ギタイを倒すことよりループから抜け出すことを最優先しているのです。
一方、映画ではループはギタイ制圧へのヒントを得るツールとして使われています。
そのため、ケイジはギタイの居場所のヒントを得るため、積極的にループを繰り返します。
映画ではループ=絶望ではなく、希望として捉えているので、原作とは真逆の定義となっているのです。
ラストシーン
原作と映画のラストシーンはどちらも衝撃的な内容となっていますが、全く違います。
私が好きなのは映画のほうの結末です!
気になる結末はぜひ、ご自分の目で確かめてくださいね!
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とは?原作小説との違いもご紹介! まとめ
この記事の前半では、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のあらすじ、原作との違い、登場人物のご紹介をしました。
- 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は桜坂洋によるライトノベルが原作
- 「ループ」が物語の鍵となる、SFアクション映画
- 映画の主演はトム・クルーズ
- 原作と映画の大きな違いは3つ
ハリウッド映画として生まれ変わったことで、すでに原作を読んだことがある方も楽しめる作品となっています。
「映画をまだ見たことない」「映画をもう一度観たい!」という方は、おすすめの配信サイトをご紹介しているこちらの記事をご覧ください。
トム・クルーズとダグ・ライマンによって続編の構想が練られていると噂されている『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。
読者様もぜひ、チェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。